──「さっきのあの子」をもう一度描きたい。Geminiなら、その願いを“1枚のシート”で叶えられます。
Geminiで画像を生成していて、こう思ったことはありませんか?
「すごく良いキャラができた!……でも、次の画像では顔が別人になってしまった」
これは生成AIあるあるですが、Geminiの 「高い画像認識能力」を使えば解決できます。
第2回となる今回は、「表情シート」という中間素材を作ることで、Geminiにキャラクターの外見を覚えさせるテクニックを解説します。
※この記事では「キャラ」という言葉を、人物イラストも含む広い意味で使っています。
⚠️ 本記事は「Gemini Advanced(有料版)」推奨です
最初に結論をお伝えします。今回紹介する「キャラ固定」のテクニックは、AIに論理的な思考をさせるため、非常に高い計算コストがかかります。
そのため、基本的には「Gemini Advanced(有料版)」ユーザー向けの内容となります。
🛑 無料版ユーザーの方へ
無料版でも同じ機能(Thinkingモード)は使えますが、「1日に生成できる枚数」に厳しい制限(数枚程度)があります。
- 有料版:ストレスなくキャラを量産できます。
- 無料版: 「今日は表情シートだけ」「明日はシーンを2枚」のように、数日に分けて少しずつ進める必要があります。
「それでも無料でハイクオリティなキャラを作りたい!」という根気のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
🧩 なぜ必要?Geminiのイラスト生成で“顔が安定しない”問題

AIは基本的に「忘れっぽい」画伯です。
「さっきの画像の子」と言っても、毎回ゼロからサイコロを振って顔を決めてしまいます。
そこで、「このキャラの顔はこれ(笑顔・怒り・驚き)」というカンニングペーパー(表情シート)を先に作って渡してあげるのです。
特にGeminiは、添付された画像の「意味」や「特徴」を読み取る能力が非常に高いため、この方法が効果てきめんです。
🎨 ステップ1:「キャラの元画像」から表情シートを作る(プロンプト例)

まずは、「お気に入りのキャラが映った1枚の画像」を用意してください。(前回の記事で作ったものでOKです)
これをGeminiにアップロードし、以下のプロンプトで4つの表情を描かせます。
💬 プロンプト例(斜体以外コピペOK)
📎 [元画像を添付]
添付画像のキャラ「キャラ名(例ソウタ)」を参考に、4つの表情をまとめた表情シートを作成してください。
+ 構図
+ 顔のみを描いてください。首や服は一切含めないでください。
+ 背景は白
+ 縦横比1:1
+ 以下の4表情をまとめて1枚に(2×2構成)。
1. 笑顔:明るく親しみやすい表情
2. 驚き:目を見開き、軽く口を開ける
3. 照れ(やわらか):目線をそらし、頬を淡く染める
4. 真剣:眉を下げて集中した表情
Geminiは指示を理解するのが速いので、サクッと以下のような「4分割の画像」が出てくるはずです。
📸 生成結果

この画像を 「キャラ名(例ソウタ)表情シート」としてスマホやPCに保存しておきましょう。これが「キャラの原版」になります。
🎬 ステップ2:表情シートを“元画像”に「同じキャラ」を描かせるやり方
準備は整いました。作成した 「表情シート画像」を添付して、新しいシーンを描かせましょう。
📎 [ソウタ表情シート.png]
添付の「ソウタ表情シート」を厳密に参考にしてください。
ソウタが、空港のラウンジで、スーツケースを横に置いて、座っているシーンを作成してください。
横長(3:2)、文字なし。

こうすることで、Geminiは 「視覚情報(添付画像)」でキャラを認識するため、「あ、この子ね!」と正確に描いてくれる確率が高まります。
📸 生成結果

💡 応用:複数キャラを同時に描く場合
この方法を応用すれば、2人以上のキャラクターを同じシーンに登場させることも可能です。
やり方は簡単で、各キャラクターの「表情シート」をすべて添付するだけです。
💬 プロンプト例(斜体以外コピペOK)
📎 [ソウタ表情シート.png]
📎 [リナ表情シート.png]
添付の「ソウタ表情シート」と「リナ表情シート」を厳密に参考にしてください。
ソウタとリナが、空港のカフェで向かい合って話しているシーンを描いてください。
- 各キャラの表情シートをすべて添付します。
- プロンプトのシーン説明に 「ソウタとリナが〜」のように、キャラ名を具体的に入れると、AIが役割を混同しにくくなります。

📸 生成結果

同じチャット内であれば、2回目以降は添付しなくても「さっきのソウタとリナで」と通じることが多いのもGeminiの賢いところです
応用ステップ
ブログの挿絵で使用する画像も、キャラの表情シートとキャラ名を加えることによって簡単に、画像にキャラ・人物を反映することが可能です。
例えば、
上記の記事でご紹介している方法で、「美術館で、ベレー帽をかぶった アートディレクター が腕を組んで深く考え込んでいる。」というプロンプトができたとします。
このプロンプトに、「美術館で、ベレー帽をかぶったソウタが腕を組んで深く考え込んでいる。」と、キャラ名を追加することによって、簡単にキャラを、挿絵に登場させることができます。
📸 生成画像

❓ よくある質問(Gemini編)
- Qどのモデルを使えばいいですか?
- A
必ず、チャット欄のモデル選択で 「Thinking(思考モデル)」 を選んでください。
最初から最後まで、このモードのみを使用します。 途中で高速モード(Flash)などに切り替えると、その瞬間にキャラの顔が崩れたりするので注意してください
- Q無料版でやっていたら、急に使えなくなりました。
- A
Thinkingモードの利用制限(レート制限)にかかった可能性が高いです。
無料版の場合、短時間に連続生成できるのは数枚程度です。エラーが出たら「今日はここまで」と割り切り、明日また続きをやりましょう
- QFlash(高速)モードではできませんか?
- A
推奨しません。
Flashモードは添付画像の認識精度が低いため、表情シートを使っても「髪型が違う」「顔が別人」といった現象が起きます。キャラを固定したい場合は、制限があってもThinkingモードを使う必要があります。
- Q指示したのに、服や髪型が勝手に変わります…
- A
Geminiの「創造性」が暴走しています(笑)。
プロンプトの冒頭に 「添付画像のキャラクターデザインを厳密に守ってください(Maintain consistency with the attached character design strictly.)」と強めに書くと落ち着きます。
- Q実写っぽいリアルな人物でもできますか?
- A
可能ですが、実写系はアニメ系よりも「同一人物判定」がシビアです。
「表情シート」を作る際に、正面だけでなく 「横顔」を入れたシートを作っておくと、横顔のシーンでも崩れにくくなります。
- QGeminiで「人物」や「同じ顔」をうまく生成するコツはありますか?
- A
はい、この記事で解説した「表情シート」を元画像として添付するやり方が、最も効果的なコツの一つです。
Geminiの画像認識能力が、「この人物の顔」と正確に理解してくれます。
- Q記事の通りにやっても「うまくいかない」です。
- A
もし顔が崩れる場合、プロンプトの冒頭に「添付画像のキャラクターデザイン(表情シート)を厳密に参照してください」と一言加えてみてください。AIの「創造性」より「忠実性」を優先させる指示が効果的です。
🌈 まとめ:Geminiは「目」が良いAI

Geminiは 「見せた絵を参考に描かせる」のが非常に得意なタイプです。
- 元画像から「表情シート」を作る
- 「表情シート」を添付してシーンを描く
このシンプルな2ステップで、あなたのブログ専属キャラクターをGeminiで活躍させてあげてください。
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